狐火家

twitterでは物足りない?ならばブログだ!今のところ読んだ雑誌メモとか本のメモとかになるんじゃないかという噂。

キノの旅 #12 (電撃文庫 #1659)

1年ぶりの「キノの旅」新刊。
もう10月10日はキノの日で確定です。


まずは恒例のカバー裏チェック。
あ、今回は目次にもちゃんと書いてあります。しかも読んでおかないと6話が分からなくなると。
前回やったときは図書館からの苦情があったらしいですが、大丈夫なんでしょうか。


気になったのは第10話「雲の前で」-Eye-opener-
相変わらずこの作者はこういう詐称が上手い。
また騙されました。
この話に出てきた「名無しさん」の後日談が気になります。


以下、適当に感想。(ネタバレ含む)


口絵「山賊達の話」
キノの絵を見てものすごい違和感を感じた人!P252の「大胆予想」が分からない人!!
11巻のP117とか見ると幸せになれるよ!

なんか折り込みポスターから飛ばしてます、僕は悪くない。(黒星紅白)

http://kuroboshi.blog34.fc2.com/

というのはこういう事だったんですねw


それにしても、師匠こえぇ…



口絵「パクリの国」
エルメスが優しすぎます。
キノは呆れてますが。まあ、普通呆れると思いますが…



口絵「願い」
再録です。



1話「正義の国」-idiots-
決まりに縛られた人間は狼よりも適応能力がないんです。
この国は自らも「非論理的で馬鹿げたことをする国」になっていたのに気づけなかったんですね。



2話「悪魔が来た国」-Take of the Devil.-
そりゃあ、あるはずのない外の世界から来た人が目の前で化粧品を食べ物に塗って食べれば驚くわな。
でも、この老人の言っている「この国以外、世界に人がいない」も本人の妄想じゃないかと疑うと、また違う解釈ができるかも…。



3話「求める国」-Common Sense-
売国奴はろくな目に遭いません、という話かな。
キノの時とシズの時の活動家は同一人物なんでしょうか。



4話「日時計の国」-Counter Strike-
電撃文庫MAGAZINE新創刊号からの再録。
ムカデ砲の設計図のあった南の国はなんでこんな設計図を残しておいたんだろう…。
しかも、「安全装置」まで付けて。



5話「努力をする国」-Passage 2-
この国のように国民がひたむきなら温暖化とかは一発で解決すると思います。



カバー裏「寄付の国」-How's Tricks?-
6話「続・寄付の国」-How's Tricks?-
内訳を公表しない義援金はあてにならない、という話。
最近は義援金とか募金とかやたら多いですからねぇ…
それにしても、師匠はろくなことしないなぁw



7話「手紙の話」-the Weak Link-
オチが…
オチで全部持って行かれた気がします。



8話「賭の話」-Which is Which.-
この国の人はエルメスを見てどういう判断を下したんでしょうね。
ウチだったら「じゃあ次!」とかやると思いますがw



9話「徳を積む国」-Serious Killer-
最初の目的はアレでも、「いいこと」を続けて「いい人」になってしまった感じがします。
ほんとうにやってみたいならそれこそ無差別に実行できると思うんですが…



10話「雲の前で」-Eye-opener-
(上で書いたので略)



プロローグ/エピローグ「幸せの中で・ab」-Birth-
これを実行するくらいならES細胞やらを使った方が良いと思います。
それにしても、「子供達に顔を見せてから」って、子供も理解してるって事ですよね…これって。



あとがき -Preface-
(マウスで文字を反転させてね!)
もはや「あとがきの話」にしたほうが良いぐらいの長さです。
なんと14ページ!
でも内容は至って普通。
1巻のあとがきよりもおとなしいとは…
もはやネタ切れ感まで漂っています
13巻が本当に心配です。
もうここで「宇宙編」「証券編」をやっちゃうとか…いや、なんでもない。